アップルなどが参加しているRE100とは?

RE100とは「Renewable Energy 100%」つまり、再生可能エネルギー100%の略称であり、企業の消費電力をすべて再生可能エネルギーに転換することを目的としており、国際環境NGOの「The Climate Group」が、2014年に開始した共同イニシアチブです。

このRE100に参加している企業は世界で122社(2018年1月28日)あり、BMWグループ(ドイツ)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(米国)、P&G(米国)、NIKE(米国)、マイクロソフト(米国)、アップル(米国)など日本でもよく知られている企業がたくさん参加しています。

日本で参加している企業は、リコー(日本)、積水ハウス(日本)、アスクル(日本)の3社です。

参加している企業のメリット、参加意義としては以下2点のようです。

①CSR(企業の社会的責任)。CO2排出量の削減の長期目標と合わせて、再生可能エネルギーの使用率も投資家を含むステークホルダーから厳しい目で見られるようになってきている。

②化石燃料由来エネルギーの価格は将来に渡り高騰していき、将来的に炭素税が導入される可能性がある。WWFJAPANが発表した調査結果においては、国際エネルギー機関(IEA)のシナリオを元に2050年の石油価格は、現状のおよそ2.5倍になると推定されています。つまり、エネルギー価格高騰に関するコスト対策。

 

・・・という内容がRE100の概要となるわけですが、それはそれとして素晴らしい活動に間違いありません。

少し気になるのは、その先のエネルギーの使い方、つまり使い終わったエネルギーの中にはまだ使えるエネルギーがあるにも関わらず、そのまま捨てられているのではないか、そうであるならばそこも改善していかなくてはならないはずです。

例えば、工場であればボイラーから出る排ガスや、使い終わったお湯または冷たい水など。

それらの捨てられているエネルギーを再利用出来れば、さらに効率的に生産活動をすることが出来るのではないかと思います。

それが、

「捨てられている熱を回収し電気などのエネルギーを削減するプロジェクト」

です。