サーキュラーエコノミーは熱回収の救世主か?

昨年、ベーシックインカムで話題になったフィンランドが新たに「サーキュラーエコノミー(循環経済)」というものに取り組んでいる。

従来の「線型(リニア)」な経済から転換し、「循環型(サーキュラー)」を推し進めることはフィンランド政府としての戦略的なゴールのようです。

参考:https://newspicks.com/news/2930126/body/

つまり、単なるエコではなく新たな経済モデルを構築を目指している。

なぜ「世界一幸福な国」フィンランドがサーキュラーエコノミーなのか?

理由は単純で「世界レベルで資源が不足しているから」だ。

フィンランドは以前からリサイクルを推進している。1つのペットボトルの飲料を購入するときに、10セントを支払い、それをリサイクルしたときに返してもらう仕組みです。プラスチックのデポジット制です。

もはや原材料が足りていないのは明らかで、現状では燃やされるなり埋められるなりして、無駄になってしまっている原材料たちを活用しなかればなりません。

再利用をしやすくするために、どのようにして製造プロセスを計画すべきなのか、どうやって製品を設計すべきなのか。

何よりも「考え方」を大きく変革しなければならない。「もう無駄は完全になくす」ということです。

このサーキュラーエコノミーには多くの視点があり、その肝は「一度使っただけで、モノを捨ててはいけない」ということです。

記事元:【北欧】小国フィンランドが狙う、次の「パラダイムシフト」

さて、

この記事を読めば読むほど、「熱回収・未利用熱の活用」がぴったり当てはまるような気がします。

特に日本はエネルギーコストが高い分、この考え方はまさしく!という感じがしませんか?

サーキュラーエコノミーは、新たなビジネスの機会、そして新たな雇用の形を生み出し、同時にそれを通じて、経済成長を実現し、価値ある原材料を守り、環境をクリーンに保つことができる。そして、それこそがフィンランドが実現したい新たな経済の形のようですね。