AIに奪われない仕事はなんだろうか

みなさんもソーシャルメディアで、3Dプリンターを使って建てられた住宅をご覧になったことがあるだろう。最近、マレーシアのクアラルンプールで会ったゼネラル・エレクトリック(GE)の上級幹部によると、GEは航空機エンジンの全部品を3Dプリンターで出力する技術を持っているという。

そうなったとき、われわれの知る従来の仕事はどうなるだろうか。もっと言えば、変わらず価値を持ち、自動化の波に飲まれないのはどんな仕事だろうか。

AIやロボット、オートメーションはこの先、多くの手作業に取って代わるだろう。それも、われわれが予想するよりずっと速く。しかし、それらが人間の頭脳に代わって直感や創造性を発揮することはない。
したがって、われわれが目指すべきは、創造性を通じて付加価値をもたらすこと。すなわち、顧客体験などの要素を含む複雑な課題を解決したり、部分的なソリューションを統合してより包括的なソリューションを生み出したりすることだ。

 

記事元:「ロボットが仕事を奪う時代」に置き換えられない価値を創出する

 

最近こういった「AI vs 人間」といった構図の記事を見ますが、落としどころは「AIには創造性がないから人間はより直観や創造性を発揮しなければならない」というのが多いような気がします。

確かに、すでにあるものを効率的に行うのは機械の方が優れているでしょうし、疲れを知らないので24時間働けますし、人間が勝てるのは創造性という分野だけなのかもしれません。

私たちの仕事柄、自然との共創を考えることは多いのですが、今後はどんな仕事も「AIとの共創」を考えながらAIを敵視するよりも、AIをうまく使いこなしながら人間の強みである創造性を伸ばしていくところが生き残っていくのかもしれませんね。